これまで本学会では、『実験社会心理学研究』の充実のために、Short Note枠の新設など、さまざまな取り組みを行ってきました。直近では現会長の坂田先生が編集委員長担当であった2022年に「査読方針の明確化」を行っています(https://www.groupdynamics.gr.jp/documents/bulletin/backnumber/news61.pdf#page=10)。
このたび、さらなる実験社会心理学研究の充実を目指し、PsyArXivやJxiv等のプレプリントサーバーにアップロードされた論文(以下、プレプリント論文)の投稿受付を開始することにいたしました。これは心理学におけるプレプリント論文の意義に関する論考(たとえば、佐々木・山田,2020)を受けての取り組みです。心理学系の雑誌で、プリント論文の投稿受付を公式に認めているものは、心理学評論や認知科学などに限られる中での取り組みであり、実際に投稿を受け付ける中で事前に想定していなかったトラブルが生じるかもしれません。その場合も会員のみなさま、そして投稿者のことを第一に考えて追加対応をとりたいと考えております。
プレプリント論文を投稿される会員のみなさまは、以下の3点をご留意ください。準備ができ次第、本学会HPにも同様の内容を記載したいと思います。
◆プレプリント論文を投稿する場合
1.プレプリント論文を初稿として受け付ける際に、査読により論文内容が変更される可能性のあることがプレプリント論文に記載されていることを確認します。このために、現在の「投稿時チェックリスト」を変更しました。詳細は当該リストをご確認ください。
2.本誌に採択された後、できるかぎり速やかにプレプリント論文を更新し、J-STAGE上で公開された採択論文へのリンクづけを行ってください。(更新後のプレプリント論文から「実験社会心理学研究」での採択論文に読者がアクセスできるようにしてください)
3.本誌採択後のプレプリントサーバーへの新規登録はお控えください。
その他、投稿にあたり確認・質問したいことがありましたら、以下の連絡先にお問い合わせください。
日本グループ・ダイナミックス学会 編集事務局
〒602-8048
京都市上京区下立売通小川東入る 中西印刷(株)内
電話:075-441-3155 FAX:075-417-2050
E-mail:jjesp-hen@groupdynamics.gr.jp
会員のみなさまからの積極的なご投稿を、これからもお待ちしております。
編集委員長 橋本 剛 (静岡大学)
副編集委員長 中島健一郎(広島大学)