「第12回科学技術予測調査」へのご協力のお願い
2024年7月
文部科学省科学技術・学術政策研究所
文部科学省科学技術・学術政策研究所は、科学技術イノベーション政策や研究開発戦略の立案に向けた議論に資することを目的として、12回目となる「科学技術予測調査(デルファイ調査)」*を実施しております。
本調査は、下記の8分野を対象として、トピック(科学技術課題や社会課題の解決手法等)の重要度、実現可能性(実現時期と実現に向けて対処すべき点)などに関する専門的見解をいただくためのウェブアンケートです。
◯対象分野: ①健康・医療・生命科学、②農林水産・食品・バイオテクノロジー、③環境・資源・エネルギー、④AI・ICT・アナリティクス・サービス、⑤マテリアル・デバイス・プロセス、⑥都市・建築・土木・交通、⑦宇宙・海洋・地球・科学基盤(量子ビーム/光/数理/素核宇)、⑧横断的社会課題(人文・社会科学含む)
本調査の対象は、自然科学及び関連する科学技術に加えて、人文・社会科学のみに係る科学技術や、人文・社会科学と自然科学との融合による新たな知や価値観・社会像等も含みます。
特に、⑧横断的社会課題においては、次に関連するトピックを設けております。
– 多様性・包摂性のある社会と個々人の幸せ
– 文化・歴史観・自然観を継承する豊かで持続的な地域
– 能動的な個人の挑戦を支える新たな学び方・働き方
– 信頼される社会経済システムの構築
– 未来社会のウェルビーイングと科学技術
– 地球規模課題への対応
また、 ①~⑦の分野においても、次に関連するトピックを設けております。
– グローバルヘルス(①健康・医療・生命科学)
– 食・農の技術と社会(②農林水産・食品・バイオテクノロジー)
– サーキュラーエコノミー、超高齢社会とエネルギー(③環境・資源・エネルギー)
– ICT を社会実装するための技術と社会の整合上の課題(④AI・ICT・アナリティクス・サービス)
– 社会システム・価値創造(⑤マテリアル・デバイス・プロセス)
– 防災・減災(⑥都市・建築・土木・交通)
– 国際協力・多様化(⑦宇宙・海洋・地球・科学基盤)
会員の皆様におかれましては、下記のアンケートサイトにアクセスいただき、回答のご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。人文・社会科学の専門家の方々はもちろん、その他の分野の専門家の方々からも、それぞれの視点や知見をお寄せいただければ幸いです。
【アンケートサイト】 http://www.nistep.go.jp/yosoku12-intro
なお、本アンケートは、同じ質問を2回繰り返して回答を収れんさせるデルファイ法により実施いたします。
◯実施時期:
・第1回アンケート: 2024年6月20日~7月31日
・第2回アンケート: 2024年8月上中旬~9月中旬予定 *1回目の回答者のみ
*同じ質問に対し2回の回答をお願いいたします。2回目アンケートは、1回目アンケートに回答いただいた方に、改めてメールでご案内いたします。
政策の検討の場に専門家の皆様の声を反映させる機会ですので、是非ご協力いただきたく、よろしくお願い申し上げます。本調査への参加が皆様の研究の新たな展開につながりましたら幸いです。
【お問合せ】
―調査受託者(事務局)―
公益財団法人未来工学研究所
担当:大竹、野呂、板垣
E-mail:yosoku12@ifeng.or.jp
―調査実施者―
文部科学省科学技術・学術政策研究所 科学技術予測・政策基盤調査研究センター
担当:伊藤、黒木、横尾
E-mail:yosoku12q@nistep.go.jp
*「科学技術予測調査(デルファイ調査)」について
デルファイ調査は、科学技術の中長期的発展の方向性や将来の社会像等を把握するため、1971年からおよそ5年毎に実施されている専門家アンケートで、今回が12回目となります。2019年に実施した第11回調査では、約5,300名の専門家にご協力いただきました。