学会の目的
グループ・ダイナミックス、実証的な社会心理学の研究ならびに実践を促進し、会員相互の連携協同を図ることを目指しています。
学会活動
会員による共同研究、隣接諸科学の諸団体との緊密な連携を行うとともに、以下の主要な活動があります。
年次大会の開催
毎年1回、個別の研究発表、シンポジウム、会員総会を開催しています。
(「過去の年次大会一覧」を参照のこと)
機関誌
実験社会心理学研究を年二回発行。
広報
- 会報「ぐるだいニュース」の発行(年2回)
- メールマガジン「JGDA Flash!」の刊行
会報掲載では間に合わない情報を会員向けメールマガジンとして刊行 - 書評コーナー
会員の新著に関する書評を学会ホームページに掲載します。
学会賞
- 優秀論文賞
機関誌に掲載された論文の中から優秀な論文を毎年選定し、学会大会の折に発表し、その貢献を讃えています。 - 優秀学会発表賞
学会発表の活性化を図るために、当年の大会における発表の中から優れたものを選考しています。この賞の受賞者は、受賞した内容に関する論文を、第1著者として「実験社会心理学研究」に優先的に論文投稿する権利が授与されます。 - 三隅賞(Misumi Award)
長年当学会の会長をつとめられた2代目会長の故・三隅二不二先生(九州大学、大阪大学名誉教授)が、1994年にKurt Lewin賞を受賞されたことを契機に寄付された基金を基に設立されました。その運営については、当学会に委ねられていましたが、1999年、三隅先生の国際的な活動性、同時に本学会の今後の世界的な発展性を祈念して共同刊行しているAJSPに掲載された論文の中から研究内容、国際性に優れた論文の著者に贈られることとなりました。毎年選考し、2年ごとに開催されるAASP大会時に表彰されます。
https://asiansocialpsych.org/awards-and-scholarships/misumi-award/
https://onlinelibrary.wiley.com/page/journal/1467839x/misumiaward
国際的な活動 アジア社会心理学会との連携について
日本グループ・ダイナミックス学会は、アジア社会心理学会(Asian Association of Social Psychology: AASP)の設立の重要な母体となりました。アジア社会心理学会は“アジア太平洋地域における社会心理学研究と応用の促進、学生への教育とキャリアの機会の提供、そして研究者に対する学問的フォーラムの提供”を目指して1995年に設立されました。
また、1998年よりAASP が日本グループ・ダイナミックス学会と共同刊行し、Blackwell 社から発行されている英文学術誌(Asian Journal of Social Psychology: AJSP)があります。AJSPは、高い質の論文を掲載することにより、急速に国際的インパクトを増やしてきました。2006年のISI Journal Citations Reports によるインパクトファクターは0.971に達し、全46社会心理学誌中29位を獲得するに至っています。AJSPは、着実に世界的なインパクトを増してきています。なお、共同刊行は2014年度で終了しましたが、AJSPは引き続き刊行されています。
AASPと日本グループ・ダイナミックス学会とは、今後も様々な形で、連携協力していくことを予定しています。
さらに、AASPでは、国際大会を2年ごとに開催し、将来国際的な活躍を目指す大学院生向けのサマースクールなどを行っています。